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(41)マカロニ・ウエスタン1977年TV放映作品(その3)

11.真昼の用心棒 (3回目)

5月21日 (土曜映画劇場)

「フランコ・ネロ特集」に書いてあります。

12.流血の用心棒

5月28日 (土曜映画劇場)

本映画は劇場公開時『決斗のジャンゴ』というタイトルだったことを知ったのは、もちろんネットの情報です。筆者のノートには『流血の用心棒』と書いてあったので、そのことを知る前は、さっぱり覚えていないので削除しようかと思っていました。

“マカロニ・ウエスタンの新たなる旅立ち”にも本映画について書いてありましたが、見方を変えて本映画をじっくり観ると、改めてレベルの高さに驚愕します。ストーリーについてはネットを見て頂くとして、DVDの宣伝文句を一言。

 大学教授から山賊へ

 西部で生き残るのは

     知識か銃弾か!?

          男と男

      正義を賭けた

    決斗が今始まる

「正義は力が作り出す」あるいは、知識は力なり、金が知識を作り出す。よって金(イコール権力)を掴むことが正義だと勘違いをしている、まるで今日の〇〇のような盲信に走っている人たちには、本映画をじっくりと観て頂きたいです。

マカロニ・ウエスタンという映画は、見かけはガンマンの決闘という形を取っていますが、今まで何回も述べてきたように、そこはかとなく主の教えとか人生の道を示唆している作品が数多く見受けられます。そういった意味では、本映画はその頂点に君臨する作品であると言っても、過言ではないことだと思っています。

それから、オープニングのエンニオ・モリコーネの音楽もさることながら、いろんな場面に流れてくるメロディがとても素晴らしいです。特に山賊の仲間が牛を追い駆ける場面と、主演のジャン・マリア・ヴォロンテとトーマス・ミリアンとの息詰まる対決の時に聞こえてくる音楽、これこそがマカロニ・ウエスタンの壮大なる音楽です。たった一本の映画のために、かくも素敵な音楽を作ってくださった音楽家の方々には、いつまでも感謝の気持ちが絶えることはないでしょう。

13.怒りの荒野 (3回目)

六月十日 (ゴールデン洋画劇場)

「ジュリアーノ・ジェンマ特集」に書いてあります。

14.星空の用心棒

六月二十三日 (木曜洋画劇場)

「ジュリアーノ・ジェンマ特集」に書いてあります。

15.皆殺しの用心棒

9月15日 (木曜洋画劇場)

本作品は1968年イタリア、スペイン合作で日本での劇場公開は、なしということで今夜が初公開となりました。しかしながらそういうことは、こうしてブログを書いているから知ったことであり、当日は何も考えずに観ていました。ストーリーはやはり忘れていますので、ある解説本を参考にして極簡単に書こうと思います。

主演のリチャード・ハリソン演じる眼鏡をかけた一見冴えない賞金稼ぎ、さらにはウエスタン・スーツの裏には予備の眼鏡がズラリ。何やら『夕陽のガンマン』で見せたリー・ヴァン・クリーフが、馬の背中に隠しておいたたくさんのライフル銃とは対照的でした。

こんな頼りないガンマンで大丈夫かなと思うのは大きな間違いで、それがマカロニ・ウエスタンともなると一転して超早撃ちでタフ、派手なアクションの連続と得意の音楽で盛り上げます。前置きが長くなってしまいましたが、ストーリーの始まりだけを書きます。

西部のとある町の実力者ジェファーソンの銀行が、メキシコ人の盗賊に襲われた。殺された銀行員を尋ねて来た流れ者のスタンは、賞金稼ぎとしてメキシコ村に潜入するが、犯人は別にいることを知る。

ここまでは従来道理で何ということはない。後半にいろいろと工夫されているのがマカロニ・ウエスタンなので、6年前にDVDを購入してから2回観ましたが、ブログでこういった文章を書くとまた本映画を観たくなってしまう。そいうことでDVDの説明書にはTV放映されただけにも関わらず、フアンの間で人気が高いマカロニ・ウエスタンだと締めくくっていました。

16.夕陽のギャングたち

10月31日 (月曜ロードショー)

ついに今夜の月曜ロードショーは、セルジオ・レオーネ監督の超大作『夕陽のギャングたち』がTV初登場です。1971年イタリア製作で劇場公開が1972年、出演者がロッド・スタイガーとジェームズ・コバーン、音楽がエンニオ・モリコーネとくればマカロニ・ウエスタン・フアンはもう文句なし、と言いたいところですが、悪党役にいつもの連中の名前が載っていません。そこに一抹の不安を感じるのですが、そこには巨匠といわれているセルジオ・レオーネの深い意味が存在しているのかもしれません。

ある解説本によると、監督は西部劇の本場であるアメリカに渡って、従来のマカロニ・ウエスタンとは違った映画、つまり本来アメリカ製西部劇が持っているところの大自然をバックにした壮大な物語であり、西部開拓という夢に向かって行動するヒューマニズムの物語です。

レオーネ監督は『荒野の用心棒』、『夕陽のガンマン』、さらには『続・夕陽のガンマン』と立て続けに大ヒット作を世に送り出したが、マカロニ・ウエスタンに翳りが出始めたというよりは、いつの日かアメリカ製西部劇を超える映画を作りたかった、と書いてありました。

何か本映画のストーリーに触れる前に、かなり書いてしまいましたが、ストーリーについてはネットでも詳しく書かれていますし、何よりもDVDがTSUTAYA殿にてレンタルされています。何しろ上映時間が157分もあったので、今夜の放映が二時間枠だったのか、30分延長だったのか、今となっては知る由もありません。5年ほど前に約5000円で購入した『夕陽のギャングたち』が、今や200円で観られますから羨ましい限りです。

17.新・脱獄の用心棒

11月24日 (木曜洋画劇場)

「フランコ・ネロ特集」に書いてあります。


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by stone326 | 2016-06-30 08:34 | マカロニ・ウエスタンの歌詞

(40)マカロニ・ウエスタン1977年TV放映作品(その2)

5.盲目のガンマン

2月28日 (月曜ロードショー)

先月に続いて今夜の月曜ロードショーは、TV初登場の『盲目のガンマン』です。マカロニ・ウエスタンの日本語タイトルは数々あれども、今夜の『盲目のガンマン』は分かり易い。BLIND MAM まさにめくらの男、そのものズバリです。しかしながら今夜のTV放映の副題が、「50人の美女とさすらいの用心棒」とくれば話が違ってきます。 

そしてビートルズのリンゴ・スターが悪役で登場とくれば、いやがうえにも観たくなってしまう。さらにはキャッチ・コピーが、あの座頭市が西部の町にライフルを引っ提げて登場! 話題満喫とはこういうことを指すのでしょうか。

それではストーリーを極簡単に書こうと思います。主演が『暁の用心棒』でダーティで冴えない、それでいて何となく頼りになるような、不思議なガンマンを演じたトニー・アンソニーです。盲目だがライフルの使い手ブラインドマンは、炭坑夫たちの花嫁50人を炭坑へ届ける仕事を引き受ける。旅の途中で山賊ドミンゴとその弟キャンディ(リンゴ・スター)に50人を奪われることに。

ドミンゴはメキシコ政府軍に女たちを娼婦として売り飛ばそうとするが、ブラインドマンはキャンディを人質に取り、女たちとの交換を迫る。まあ、ここまでなら特に驚くことにあらずですが、ここからがマカロニの本領発揮というところでしょうか。ドミンゴはブラインドマンの弱点をつき、美女の代わりに50人の老婆を引き渡した。まんまとはめられたブラインドマンの怒りは燃え、メキシコへと向かう。

簡単にと思っていましたが、ついつい長くなってしまいました。その後の展開はというと、空前絶後にして前人未踏と書いてあるものもありましたが、さらに加えると抱腹絶倒、いや報復絶頂でした。マカロニ・ウエスタンというのは、とかくメキシコ政府に頼るものなんです。今回は四字熟語を六つも使ってしまいました。

6.さすらいの用心棒 (2回目)

三月二日 (水曜ロードショー)

ジュリアーノ・ジェンマ特集に書いてあります。

7.野獣暁に死す (2回目)

3月9日 (水曜ロードショー))

今、改めて水曜ロードショーについて過去のマカロニ・ウエスタンを調べてみたら、3年前の7月3日に放映された『南から来た用心棒』以来、2年8か月ぶりに観ることになりました。その間に何本か放映があったことと思いますが、筆者のメモには書いてなかったので見過ごしたのかもしれません。まあ、それよりもそんなに長い間ご無沙汰していたのに、水曜ロードショーで2週連続の放映となりました。

今回は1973年1月8日に月曜ロードショーで放映されてから、約4年ぶりに2回目の登場です。前回は簡単なストーリーと仲代達也さんについて書きましたが、今回はDVDを購入して観たので印象的な場面を紹介します。

マカロニ・ウエスタンには酒場でのポーカー・ゲームがたくさん出てきますが、今回はポーカー・ゲームの駆け引きではなく、登場していた悪人役の男の鋭い顔と際立った目つき、一度観たら忘れられない顔でした。もちろんその人の名前を知ることはできませんでした。

マカロニ・ウエスタンの悪人役を演じた俳優には、ジャン・マリア・ヴォロンテを初めとして、フェルナンド・サンチョ、アルド・サンブレル、クラウス・キンスキー、さらにはエドゥアルド・ファヤルド、ホセ・ボダロなど多数おられましたが、本映画で悪党のボスを好演した仲代達也さんも、その歴史に名前を残すことになりました。

そこで筆者が言いたいのは、もし本映画の悪人役に仲代達也さんでなく他の俳優を監督が使ったとしたなら、1968年に日本での劇場公開もなくTV放映もなかったことだと思います。それほど仲代達也さんの存在感は凄かったのです。

8.最後のガンファイター (2回目)

4月19日 (火曜映画劇場)

2年前にも今夜の『最後のガンファイター』と『帰って来たガンファイター』という映画が、放映されていましたが二本とも木曜洋画劇場(東京12チャンネル)で、今夜も同じ東京12チャンネルでした。こういう事実もブログを書いてきたから分かったことで、なかなかTV局の方も律儀なものです。放映の順番まであっていました。

前回はネットの記事を参考にして、いろいろと書きましたが、その後、今回もさしたる情報が得られませんでした。しかしながら、『最後のガンファイター』の検索で凄い映像を観ることができました。それはヒストリーチャンネル『ドッグ・ファイト 最後のガンファイター』(4丁の20mm機関砲を搭載しているF-8のこと)#1,2,3です。

マカロニ・ウエスタン(本映画は1965年アメリカ製作なので、マカロニ・ウエスタンとはいえませんし、主人公もアメリカ人のラス・タンブリンです。しかしながら他のスタッフやストーリー、舞台はメキシコで十分にマカロニ的です)だと思っていた映画から、いきなり戦闘機の空中戦の映像を観ることになりました。興味のある方は一度観られると宜しいかと思います。

9.必殺の用心棒 (3回目)

5月7日 (土曜映画劇場)

あな、うれしや、とはこういうことを言うのでしょうか! 今月の土曜映画劇場は何と4週連続でマカロニ・ウエスタンの放映です。当時は毎月、映画雑誌のスクリーンを購読していたので、5月のTV映画の放映作品リストに、このことが書かれていました。しかも4本とも用心棒のタイトルが付くマカロニ・ウエスタンです。

そこで6年前の解説を見ると、驚くことに4本のうち3本が土曜映画劇場で放映されていました。今月は今夜の『必殺の用心棒』に続いて、来週が『暁の用心棒』、再来週が『真昼の用心棒』、そして4週目が『流血の用心棒』(劇場公開時は決斗のジャンゴ)です。

6年前は2月6日が『真昼の用心棒』、4月3日が『暁の用心棒』、そして10月9日が『必殺の用心棒』でした。それが今回は順番が逆でTV局の方々の工夫が感じられます。逆もまた真なり、と。それはともかくとして6年前は、この3本を観るのに1年という月日が経ったのに、今回はたったの半月で3本を観ることができました。今、思えば非常にラッキーな出来事でした。

 

10.暁の用心棒 (3回目)

5月14日 (土曜映画劇場)

DVDを購入したので、お待たせの宣伝文句から。

  ショットガン対マシンガン!

  暁のゴーストタウンで

  繰り広げられる。

  流れ者と山賊たちとの

  息づまる死闘……

もうこれだけでマカロニ・ウエスタン・フアンは大満足です。よそ者を演じた主人公のトニー・アンソニーの汚れたヒーロー、しかもスタイリッシュでタフ、頭脳明晰。山賊役のフランク・ウオルフがこれまた、悪党のボスにふさわしい演技。あたかも『荒野の用心棒』と『夕陽のガンマン』のボス役で、一躍スターダムにのしあがったジャン・マリア・ヴォロンテのようでした。

さてショットガンとマシンガンを使ったのは、よそ者なのか、山賊のボスなのか? 見事なまでのラストの決闘! 全編に流れるオカリナの楽器を使った独特のメロディ。DVD販売後、ネットの書き込みは怒涛のようにたくさんありました。本作品は劇場公開やTV放映の時よりも、DVD販売で人気が高まってきたような気がします。

それは、おそらく日本語吹き替え版を使用したこと、DVDケースの完璧なまでのデザインと文章、そして何度聴いても飽きない音楽の数々など、マカロニ・ウエスタンの面白さが本映画83分に凝縮されているからでしょう。

(その3に続く)


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by stone326 | 2016-06-26 09:47 | マカロニ・ウエスタンの歌詞

(39)マカロニ・ウエスタン1977年TV放映作品(その1)

この年は再放映が8本、初登場が9本で合計17本観ています。1971年から書き始めているので、もう7年目になります。『荒野の用心棒』が1964年にイタリアで製作され、そして日本で劇場公開されてから、昨年の12月25日は記念すべき50周年でした。

1. 新・荒野の用心棒

1月31日 (月曜ロードショー)

あら、珍しいことに、あれだけ再放映が多かった月曜ロードショーが、昨年の7月26日放映の『西部悪人伝』に続いて2回連続初登場の作品です。と言っても、こうして時系列にブログを書いているので当時は何の認識もなく観ていました。

さて、今夜放映の『新・荒野の用心棒』は、全く『荒野の用心棒』とは関係ないようです。ネットの情報によると1968年イタリア、スペイン合作で劇場公開が1971年9月になっています。なぜ、3年も経ってから公開されたのか不思議な気がしますが、その後は大して話題にもならなかったようです。

解説書を読んでものんべんだらりで、マカロニとしてのステータスに欠けるということらしいです。題名をただ単にヒットした映画をまねても内容が伴っていないのでは、かえってフアンのひんしゅくを買ってしまうのでは。と、偉そうにいえる立場ではありませんが、題名の付け方に問題があったのではないでしょうか。せっかく次に示すような格好いい宣伝文句があったのですから。

どっちが死んでも いい奴ら!

せめて聞かして やろうじゃないか

夕日の墓場で あの口笛のメロディを……

おお! そうだ。『続・夕陽の墓場』が相応しかったのだ! ゆうひ、を夕日と夕陽に使い分けるのもまた、なんとマカロニ的なんでしょうか。このように書いてくると、出演者とか内容に関係なく観たくなってしまう、これこそがマカロニがマカロニたる所以でありましょう。

2.ガンファイターが帰って来た (2回目)

2月1日 (火曜映画劇場)

今夜の『ガンファイターが帰って来た』は、2年前に木曜洋画劇場で放映されてから2回目の登場です。それで前回のブログを読み直してみると、大変失礼を致しました。再放映はないと思われます、と書きましたが再放映はありました。しかもマカロニ・ウエスタンの範疇でないにも関わらず二度も扱わして頂き、主演のロバート・ティーラには申し訳なく思っています。

そこでロバート・ティーラについて、ネットを検索したら驚くことばかりです。古代ローマの史劇超大作映画『クオ・ヴァディス』に出演していたことは知っていましたが、1953年の『円卓の騎士』、1958年の『ゴースト・タウウンの決闘』、そしてまた1999年の『マトリックス』、2000年の『バーチカル・リミット』にも出演しています。

『円卓の騎士』を含めて4本とも観たことがありますが、こうなってくると、もう居ても立ってもいられなくなってしまいます。今後時間を見つけて、その4本を探しに荒野を駆け回りましょうか。でも、その前にちょっといい情報がありました。1昨年の4月14日劇場公開された『マン・イーター』にも、『アバター』と『タイタンの逆襲』いう映画の主人公サム・ワーシントンと共演しています。

3.荒野の無頼漢

2月12日 (土曜映画劇場)

今夜の『荒野の無頼漢』は、『真昼の用心棒』で主人公フランコ・ネロの兄貴役で出演し、ネロよりも頼もしく見えたジョージ・ヒルトンの登場です。製作が1970年イタリア、日本での劇場公開が1971年となっており、マカロニ・ウエスタンの人気にも陰りが見えてきた頃の作品のようです。しかしながらTV放映では、まだまだマカロニ・ウエスタンの人気が続いています。

本映画のストーリーは完全に忘れていましたが、DVDを購入したのでネットや解説書を読まなくても書けると思います。主人公のジョージ・ヒルトン演じるハレルヤ、名前からしてキザでスタイルもロングコートにガンベルトを肩に掛け、武器は大量虐殺と同時に縫い物もできるという“ミシン・ガン”。

メキシコ革命の軍資金を巡っての追いつ追われ、騙し騙されの道中で時折聞こえてくる音楽がまともで秀逸でした。主人公のジョージ・ヒルトンの顔と声が、どうしても『真昼の用心棒』で見せたアル中の兄貴役とは、別人のような気がしてなりませんがマカロニ・ウエスタンの俳優とは、こういうところが上手いのでしょうか。

マカロニ・ウエスタンというジャンルの映画は、マカロニ・ウエスタンの3大スターであるクリント・イーストウッド、ジュリアーノ・ジェンマ、フランコ・ネロと共演しただけで、その後、独り立ちした俳優あるいは人気が上昇した俳優が数多くいます。それを追い掛けると、またまた莫大な作業が待っていることでしょう。

4.荒野の墓標 (2回目)

2月15日 (火曜映画劇場)

2年前の6月20日にゴールデン洋画劇場で放映されてから2回目の登場です。やはり何の記憶もないので、前回のブログの記事を読み直すことにしました。前回はストーリーも、太古の原始林・ピクナルズのことも、さらにはシェイクスピアのロミオとジュリエットのことも書いてあるので、太鼓判を持ってお勧めできる内容だったと思います。

そこでネットを検索すると、いろんな情報がテンコ盛りでした。主演のピーター・リー・ローレーンス(ドイツ人)が、恋人役のクリスティーナ・ガルボと恋に落ちて結婚したが脳腫瘍を患い、1974年に29歳の若さで死去。ストーリーについても詳しく書いてあり、主人公のジョニーに銃のレクチャーを授けるレフティの教えは、何やら『怒りの荒野』のジェンマとリー・ヴァン・クリーフを思い起こします。

そして写真に写っているジュリエット役のクリスティーナ・ガルボさんの可憐な姿。彼女は現在、スペインを離れてアメリカでフラメンコを教えているとのこと。というと真っ先にフランコ・ネロ主演の、ではなくティナ・オーマンさん出演の『裏切りの荒野』を思い出します。

さらにはロミオとジュリエットをベースにしたアメリカ製西部劇の『山のロザンナ』(1947年)と比較しても、やはりマカロニ版のほうが、味付けが一味も二味も違うと書いてあり、日本でのDVDは発売されていないが、最近ドイツからDVDが発売されたようです。

35年も前にひっそりとTV放映された一本の映画を巡って筆者のような素人がブログを書き、はたまたネットの情報により『荒野の墓標』を観たくなってしまうマカロニ・ウエスタンという映画は、とてつもなく素晴らしいジャンルの映画だと思います。


(その2に続く)


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by stone326 | 2016-06-23 10:30 | マカロニ・ウエスタンの歌詞

(38)マカロニ・ウエスタン1976年TV放映作品(その2)

. 続・荒野の1ドル銀貨(3回目)

5月27日(木曜洋画劇場)

「ジュリアーノ・ジェンマ」特集に書いてあります。

9.荒野の用心棒 (5回目)

6月28日 (月曜ロードショー)

梅雨とか真夏になると、何故かしら『荒野の用心棒』と『続・荒野の用心棒』が二週連続で再放映されるのが、今夜で三回目になります。二度あることは三度ある、の諺通りでしたが、ひょっとしたら四度目もあるかもしれません。マカロニ・ウエスタン・フアンとしては願ってもないことです。

それはそうと、再放映が五回目ともなると文章を書くのは大変です。特に今夜の『荒野の用心棒』は、あまりにも多くの方々が解説されているのでなおさらです。そこで今回は『荒野の用心棒』を、モデルにした映画を二本紹介します。その一本目はブルース・ウイリス主演の『ラストマン・スタンディング』です。TVで一回観たことがありますが、内容は殆ど『荒野の用心棒』というか『用心棒』の現代アクション版です。

そして二本目は、『ユニバーサル・ソルジャー』で有名なジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の『コヨーテ』です。この映画はビデオで観たことがありますが、ストーリーはそんなに覚えていません。

なお、『荒野の用心棒』の最後の決闘場面でクリント・イーストウッドが、ジャン・マリア・ヴォロンテのライフル銃の弾除けに鉄板をポンチョに隠していましたが、『網走番外地シリーズ』で絶大な人気を博した高倉健さんも、その何作目かの映画にも鉄板をシャツの中に隠していました。とにもかくにも、マカロニ・ウエスタンの古典ともいわれている『荒野の用心棒』から、いろんなことに辿り着けるということです。

10.西部無法伝  

7月3日(土曜映画劇場)

ずいぶん紛らわしい題名で、長い間マカロニ・ウエスタンだと思っていましたが、ネットを検索すると、1971年アメリカ製作で日本公開が1972年2月、主演がジェームズ・ガーナーで共演者にルイス・ゴセット・Jrとスーザン・クラークがいます。内容を読んでも当然の如く何にも覚えていません。

物語の舞台は奴隷廃止論が盛んになってきた南北戦争直前のミズリー州のとある町。白人と黒人の二人が奴隷制度を逆手にとって、荒稼ぎをするというペテン師の物語です。詳しいことはネットの記事を読んで頂くこととして、この映画にもマカロニ・ウエスタン・ブームに押されて、ハリウッド・ウエスタンの凋落ぶりを見るような気がします。

南北戦争とか荒稼ぎをするペテン師というだけで、マカロニ・ウエスタン・フアンは『続・夕陽のガンマン』を思い出しますし、日本で付けたタイトルを見ただけで、反射的にリー・ヴァン・クリーフを思い出します。こうなってくると、もうハリウッド・ウエスタンは形無しのようです。とは言っても、こうしてブログで取り扱ってもらうだけでも有難いことです。

ネットにミズリー州と書いてあったので、筆者はすぐにマーロン・ブランド主演の映画『ミズリー・ブレイク』を思い出しました。今日のネット社会で情報を得られるというのは本当に素晴らしいことです。このところマーロン・ブランドのことは意識の中にありませんでしたが、これでまたネットで彼に会うことができました。

11.続・荒野の用心棒 (4回目)

 7月5日 (月曜ロードショー)

「フランコ・ネロ特集」に書いてあります。

12.西部悪人伝 7月26日 

(月曜ロードショー)

昨年放映の『大西部無頼列伝』、3日放映の『西部無法伝』、ハリウッド・ウエスタンの『西部開拓史』、他には『西部決闘史』という西部劇がありますが、今夜はついに本命のリー・ヴァン・クリーフ主演の『西部悪人伝』が颯爽と登場! なのに、40年も前で何の記憶もありません。と、思っていた矢先にある人からDVDを貸して頂き、観ることができました。

リー・ヴァン・クリーフがサバタという名前で巨悪に挑む映画です。マカロニ後期の1970年イタリア、スペイン合作、日本公開日が同年の12月19日となっています。ということは正月映画として封切されたのであり、いかに彼の人気が凄かったかが伺えることと思います。

1970年といえば、大阪で万国博覧会が開催された記念すべき年でした。このようにしてブログを書いていくと、本映画が1970年に劇場公開されたんだという事実が、心の中に刻み込まれました。それから6年後の今夜TVを観て、さらに40年後の今日、ブログを書いています。

ストーリーはネットでも詳しく書かれてあり、ジェームズ・ボンド007のマカロニ版みたいで、やはりDVDをご覧になったほうが宜しいかと思います。YOU TUBEでも無料で動画を観られるので、是非とも検索してみてください。

13.五匹の用心棒 (2回目)

9月30日 (木曜映画劇場)

今夜の『五匹の用心棒』は、昨年の12月8日に月曜ロードショーで放映されてから、わずか9か月後に再放映です。ハイゼンベルグの不確定性原理からいうと、面白い分野に入る映画だと思いますが、その後、再放映されたかどうか定かではないようです。

前回も書きましたが、何の記憶もないのでストーリーを解説書から拝借して少しだけ書くことにします。ガイ・マディスン演じる主人公が、親友を殺したメキシコ人の悪党三兄弟を倒すため、昔の仲間たちを集めて復讐するというマカロニ・ウエスタンの常道を行く映画です。評論としては駄作だと締めくくっていましたが、マカロニ・ウエスタンの歌詞を追及している筆者に取っては、駄作だといわれている映画ほど素敵な歌詞があるのがマカロニ・ウエスタンなのです。

そうなんです。鶴田浩二さんの「傷だらけの人生」のなかで歌われているセリフ。

 古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます。

 駄作な映画だとお思いでしょうが、駄作な映画にこそ素敵な歌詞があるもんでございます。

まあ、そういうことを確かめたくて、DVDが欲しくなってきました。

14.ガンマン無頼 (2回目)

11月27日 (土曜映画劇場)

「フランコ・ネロ特集」に書いてあります。

15.真昼の一匹狼 (3回目)

12月9日(木曜洋画劇場)

これは、これは大変に珍しいことです。何が珍しいかというと、今夜放映の『真昼の一匹狼』は3回とも木曜洋画劇場だったということです。実のところ、この映画に関しては何も覚えていないし、すでに2回も書いてきたので何を書いたらよいものか困っていたところです。4年間で3回も放映、しかも3回とも木曜洋画劇場だということ。この事実だけでもマカロニ・ウエスタン・フアンはしびれてしまいます。

そこで過去の記事を読み直しましたが、これ以上書くのはとても無理なようです。今回はこれにて一件落着ということで、終わりにしたいと思います。

以上の15本で1976年は終わりです。再放映された9本とTV初登場の6本を比較検討すると、やはり再放映組のほうが面白かったと思うのは、筆者だけではないと思っています。そういった観点で見ていくと、1977年はどうなっているのか興味が持てそうです。


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by stone326 | 2016-06-15 21:26 | マカロニ・ウエスタンの歌詞

(37)マカロニ・ウエスタン1976年TV放映作品(その1)

1.荒野の一ツ星 1月9日 (ゴールデン洋画劇場)ジュリアーノ・ジェンマ主演

2.殺して祈れ 1月15日 (木曜洋画劇場)マーク・ダモン主演

3.裏切りの荒野 (2回目) 2月2日 (月曜ロードショー)フランコ・ネロ主演

4.女ガンマン皆殺しのメロディ 2月7日 (土曜映画劇場)ラクエル・ウエルチ主演

5.情無用のならず者 (2回目) 3月1日 (月曜ロードショー)クレイグ・ヒル主演

6.荒野の1ドル銀貨 (3回目) 3月22日 (月曜ロードショー)ジュリアーノ・ジェンマ主演

7.虐殺砦の群盗 3月30日 (火曜映画劇場)ロバート・ウッズ主演

. 続・荒野の1ドル銀貨(3回目) 5月27日(木曜洋画劇場)ジュリアーノ・ジェンマ主演

9.荒野の用心棒 (5回目) 6月28日 (月曜ロードショー)クリント・イーストウッド主演

10.西部無法伝 7月3日(土曜映画劇場)リー・ヴァン・クリーフ主演


11.続・荒野の用心棒 (4回目) 7月5日 (月曜ロードショー)フランコ・ネロ主演

12.西部悪人伝  7月26日 (月曜ロードショー)リー・ヴァン・クリーフ主演

13.五匹の用心棒 (2回目) 9月30日 (木曜映画劇場)ガイ・マディソン主演

14.ガンマン無頼 (2回目) 11月27日 (土曜映画劇場)フランコ・ネロ主演

15.真昼の一匹狼 (3回目) 12月9日(木曜洋画劇場)ガイ・マディソン主演

この年に放映された15本のうち、2回以上の映画が9本もありました。やはりマカロニ・ウエスタンという映画は、2回以上再放映されたものほど面白い作品があり、その間隔が短いほど面白い作品なのです。とは言っても、このブログのデータだけで、そう言いきれるものではありませんが、何やらハイゼンベルクの“不確定性原理”を彷彿させます。ちょっとばかり知識欲が出てしまいましたが、関心のある方はネットで検索して見てください。

1.荒野の一ツ星

1月9日 (ゴールデン洋画劇場)

 「ジュリアーノ・ジェンマ特集」に書いてあります。

2.殺して祈れ 

1月15日 (木曜洋画劇場)

先週の『荒野の一つ星』に続いて今夜の『殺して祈れ』もTV初登場です。この映画も記憶はさっぱりありません。そこでネットを検索すると、まずビックリしたのは、本映画のポスターの写真が、「マカロニ・アクション大全」という本の表紙に使われていたことです。このことだけでもマカロニ・ウエスタン・フアンとしては、DVDが欲しくなってきます。

出演者はコロンビア人のルー・カステル、アメリカ人のマーク・ダモン、監督がイタリア人のカルロ・リッツアーニ、音楽が同じくイタリア人のリズ・オルトラーニで、ジュリアーノ・ジェンマ主演の『怒りの荒野』があります。この映画に関してはネットで、マカロニ・ウエスタン・マニアックス特命編「殺して祈れ」を是非とも検索して見てください。日付はSep17.2011で宣伝用キャッチ・コピーを読むと、胸がわくわくしてきます。これこそがマカロニであり殺し屋牧師の本領発揮です。

3.裏切りの荒野 (2回目)

2月2日 (月曜ロードショー)

「フランコ・ネロ特集」に書いてあります。

4.女ガンマン皆殺しのメロディ 

2月7日 (土曜映画劇場)

今夜の映画は1971年イギリス製作、日本未公開なので特に話題もなく、通り過ぎてしまった作品のひとつかもしれません。しかしながらクエンティン・タランティーノ監督が、本作品をベースにした『キル・ビル1.2』の大ヒットにより、DVDを購入して観ることにしました。

30年以上も前に観たことがありますがDVDを観ていくうちに、いくつかの場面を思い出しました。特に主人公のハニー(ラクエル・ウエルチ)に、スペインのアルメリア海岸で銃職人(名優クリストファー・リー)が銃の使い方を教える場面です。

ネットを検索すると、主演のラクエル・ウエルチの主な作品として、『恐竜100万年』、『ミクロの決死圏』(何と、この映画のワンシーンが村上春樹氏の小説1Q84に登場しています)、『カンザスシティの爆弾娘』などがあります。ドラキュラ博士役で有名なクリストファー・リーは、この映画のあと『スターウオーズ/エピソード2』や『ロード・オブ・ザ・リング』などの大作にも出演しています。

さらには悪人役のアーネスト・ボーグナインもその後、『ポセイドン・アドヴェンチャー』や『ワイルド・バンチ』などの大作にも出演しています。このようにマカロニ・ウエスタン映画のその後を検証していくと驚くことばかりです。もともと本映画はイギリス製作ですが、マカロニ・ウエスタンとして受け継がれています。

それではストーリーを極簡単に書きます。銀行を襲ったクレメンズ3兄弟は、逃亡用の馬を盗むため牧場に向かう。地主のクローデルを殺し、妻のハニーをレイプして去って行く。そして復讐を誓うハニーは賞金稼ぎのプライス(ロバート・カルプ)から射撃を習い、また前述の銃職人より銃を授かり、二人でクレメンズ3兄弟を追い駆ける。ストーリーだけなら退屈極まりない映画(従来の映画評論家は、そう言って片付けてしまう)でしょうが、このようにブログを書いていくと、再度観たくなってくること受け合いです。

5.情無用のならず者 (2回目)

3月1日 (月曜ロードショー)

この映画も4年前の2月25日のゴールデン洋画劇場で放映されていました。その時はネットの情報を調べないで書いてしまったので、今回はかなり検索して読みました。監督は名も知らない人でしたが、音楽がフランチェスコ・デ・マージなので、サントラ盤が欲しくなってきます。イタリア、スペイン合作で1967年製作となっており、日本公開は1968年でした。

出演者は『さすらいの一匹狼』のクレイグ・ヒルと、『夕陽の用心棒』および『続・荒野の1ドル銀貨』でジュリアーノ・ジェンマと共演したジョージ・マーティンです。ほかに悪役専門のアルド・サンブレルも出演しています。

ネットでは10枚ほどの写真が載っており、ストーリーも詳しく書かれています。内容的には結構面白そうなので、DVDの販売が待たれる作品のひとつだと思います。それにしても、こうしてマカロニ・ウエスタンのブログを書いていると、劇場公開時はともかくTV放映された日に、どうしてビデオを撮っておかなかったのだろうか、と悔やんでいる人は数知れないことだと思います。

筆者の場合は、せっかく長い間洋画雑誌のスクリーンを愛読していたのに、全部捨ててしまったことです。辛うじて日記にマカロニ・ウエスタンの映画を、TVで観たということだけ書いてありました。もちろん感想なんか書いてありません。当時はマカロニ・ウエスタンが、こんなにも多くの方々に愛され続けていくとは思ってもいなかったからでしょうか。

 

6.荒野の1ドル銀貨 (3回目)

3月22日 (月曜ロードショー)

「ジュリアーノ・ジェンマ特集」に書いてあります。

7.虐殺砦の群盗 

3月30日 (火曜映画劇場)

今夜の映画は日本での劇場公開が1968年3月となっており、当時は『猿の惑星』と一緒に映画館で観た記憶があります。当然、『猿の惑星』が話題になっていたので、『虐殺砦の群盗』に関しては何の感動もなく、こうしてTVで観ても、ただ単に過ぎ去っていった映画の一本でした。

ネットを検索すると、製作国がドイツで主演のロバート・ウッズについては記述がありませんでした。その他の出演者も知らない俳優ばかりです。しかしながら日本で劇場公開されており、こうしてTV放映されたということは、かなり面白い作品だったのかもしれません。

ネットでおおよそのストーリーを読んでみると、場所がメキシコのある村で盗賊のエル・スプレモ一味が神殿にある伝説の宝物を探している。一方、この地に住んでいる若いガンマンのペコス(ロバート・ウッズ)が、エル・スプレモ一味を滅ぼそうとして、その機会を伺っていた。従来のマカロニ・ウエスタンとは趣が違うようで、ストーリーの結末についてはネットを読んで見てください。もしかして伝説の宝物とはマヤ文明の何かだったりして。

マカロニ・ウエスタンとは、やはり不思議な何かを持っているようです。SF映画の名作である『猿の惑星』よりも、本映画のほうをネットで検索してしまうのですから。そういう意味も含めてDVDの発売が待たれます。

(その2に続く)


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by stone326 | 2016-06-13 20:32 | マカロニ・ウエスタンの歌詞

(36)マカロニ・ウエスタン1975年TV放映作品(その3)

 15.さいはての用心棒 (二回目)

 8月18日 (月曜ロードショー)

「ジュリアーノ・ジェンマ特集」に書いてあります。

 16. 荒野の大活劇

 9月14日 (日曜洋画劇場)

「ジュリアーノ・ジェンマ特集」に書いてあります。

 17.荒野の三悪党

 9月25日 (木曜洋画劇場)

本映画も当然の如く、39年も経っているので何にも覚えていません。そんな時に頼りになるのが、やはりネットの情報です。その中から宣伝文句を少し書くことにします。

19世紀後半のエル・パソ(『夕陽のガンマン』の銀行もエル・パソ。もうマカロニ・ウエスタン・フアンはエル・パソと聞いただけで血湧き、肉躍る、です)で二人のならず者に、もっと凄い悪が加わった。出演者が『荒野の七人』と『続・夕陽のガンマン』で悪役を演じたイーライ・ウオラック、『皆殺しのジャンゴ』のテレンス・ヒル、それに怪力男のバッド・スペンサーです。さらには音楽が、“ブーベの恋人”のカルロ・ルスティケリですから是非とも、もう一度観たい映画です。

ところで『荒野の三悪党』のほかにも、『荒野の三悪人』、『荒野の三軍曹』とありますが、後者の二本はれっきとしたハリウッド・ウエスタンです。『荒野の三悪党』はマカロニ・ウエスタンとはいえ、イーライ・ウオラックはアメリカ人で舞台もアメリカ、タイトルもマカロニ的ではありませんがDVDを購入して、そのあたりを観たいと思っています。音楽も聴きたいし、素敵な歌詞があるかもしれません。というふうに書いていくと、ますます興味が湧いてくるのがマカロニ・ウエスタンの面白さです。

昨年DVDを購入しました。

 18.南から来た用心棒 (二回目)

 10月6日(月曜ロードショー)

「ジュリアーノ・ジェンマ特集」に書いてあります。

 19.荒野のライフル

 10月30日 (木曜洋画劇場)

今夜の映画も何の記憶もありません。そこでネットを検索すると、驚くことばかりです。ジュリアス・シーザの有名な言葉、「ブルータスお前も、か!」ではありませんか。「ブリタニカお前も、か!」(ブリタニカ百科事典の略で1768年イギリスにて創刊)で、マカロニ・ウエスタンはドイツやフランスの次にドーバ海峡を越えて、イギリスにまでやって来ました。まるで古代ローマ帝国がヨーロッパ全土を支配するが如く。

ちょっと大げさになってしまいましたが、1971年イギリス・スペイン合作で、主演がイギリス人のロバート・ショウ(007の『ロシアより愛をこめて』、『ジョーズ』、『ナバロンの嵐』など)、テリー・サバラスとマーティン・ランドー、及び女優のステラ・スティーヴンスがアメリカ人。そして悪役最多出演のアルド・サンブレルも出ています。

一体マカロニ・ウエスタンの御本家であるイタリアは、どこへ行ったのでしょうか?さらには監督のロバート・パリッシュがアメリカ人、音楽がアルゼンチン人のワルド・デ・ロス・リオスとなっており、もう大変です。今のユーロ危機を回避するヒントがこの中に? まあ、そんなことはないでしょうが、やはりマカロニ・ウエスタンという映画は凄かったのです。

ということで、是非とも観たい映画ですが、残念なことにDVDは販売されていないようです。ネットにもあらすじは書いてありませんでした。いつの日か情報が見つかれば有難いのですが・・・・・・。

 20.大西部無頼列伝

 113日 (月曜ロードショー)

今夜の大西部無頼列伝は、『荒野の七人』でお馴染みのユル・ブリンナーがマカロニ・ウエスタンに颯爽と登場です。1971年イタリア・スペイン合作で日本公開が同じ年の1016日でした。そこで今回はストーリーを紹介する前に、本映画の宣伝文句を少しだけ書くことにします。

  戦乱渦巻く荒野の果てに           

  颯爽と降り立った漆黒の賞金稼ぎ       

  今度のサバタは手強いぜ        

  必殺ガンズ・バイブルで極楽浄土へ行きなせえ 

いやはや、この文章とユル・ブリンナーの出演だけで、忘れられない作品となりました。オープニングの音楽もまた、マカロニ・ウエスタン・フアンには、たまらないブルーノ・ニコライですから、それだけでも、「お客さん、お得でっせ! 早くDVDを購入して、観てくんなせえ!」とまあ、時代劇風になってしまいます。

それではストーリーを極簡単に書きます。メキシコ革命の最中、革命軍のリーダーのオカニヨは凄腕の賞金稼ぎのサバタに、オーストラリア軍の軍資金の強奪を依頼する。サバタは革命軍隊長のエスクド(彼の部下に無口だが、必殺! ボール足投げの技が印象的)やペテン師のバラタイン(ディーン・リード)とともに、軍資金強奪が成功したかのように見えたが実は・・・・・・以降は本編を観てのお楽しみということにしておきましょうか。

特にディーン・リードの二枚目の顔と粋なセリフが、ユーモアも交えて素敵でした。いずれにしても本映画もまた、あのスクリーンにもう一度会いたい、映画のひとつです。

 21.五匹の用心棒

 128日 (月曜ロードショー)

今夜は『五人の軍隊』と同じ様に五人のガンマンが登場。他にも五人のガンマンが登場するマカロニ・ウエスタンとしては、『野獣暁に死す』がありましたが、今夜の『5匹の用心棒』はメキシコの寒村が舞台なので、なにやら『荒野の七人』を思い浮かべます。内容はすっかり忘れてしまい、DVDも販売されていないようです。

そんな時は、まずネットを検索すると、劇場公開時のポスターが掲載されています。その中の宣伝文句を少しだけ。

 はてしない荒野を5匹の用心棒が

 怒りに燃えてやって来た・・・・・・

この短い文章にマカロニを代表する言葉が入っています。

まずは、はてしない荒野は、『新・夕陽のガンマン(復讐の旅)』の荒野の果てに。用心棒はマカロニ・ウエスタンの18番です。怒りは『怒りの荒野』若しくは『怒りのガンマン』、怒りの用心棒、』。そしてやって来た、は帰って来た○○・・・です。

今まではマカロニ・ウエスタンの歌詞について書いてきましたが、ネットで過去のポスターから文章を知ることができるので、ある程度まとまったら、また何かを書こうと思っています。何と言ったって、当時マカロニ・ウエスタンに携わった人達の頭脳、英知を今、こうして筆者のような素人でも、ネットを介して文章が書けるのですから・・・

 22.砂塵に血を吐け (2回目)

 12月29日 (月曜ロードショー)

今夜の『砂塵に血を吐け』は、レコード大賞曲の歌の文句じゃないけれど、あれは3年前・・・・・・。そうです、3年前の同じ日にゴールデン洋画劇場で放映されていました。しかも、その曲がヒットしたのが、同じく今から3前の1972年でした。マカロニ・ウエスタンの再放映された映画はたくさんあれども、放映日が全く同じ日というのも珍しいことです。今思えば拍手“喝采”の年でした。

それはさておき、ネットを検索すると、いろいろと情報が載っていて嬉しい限りです。そこで公開時のポスターから宣伝文句を拝借。

  野郎! なんで帰って来やがった!

  縄張りもとった! 女もとった!

  貴様を騙して12年・・・

タイトルと言い、宣伝文句と言い、何とも凄いです。ストーリーはネットで、かなり詳しく書かれていますが、マカロニ・ウエスタンという映画は、残酷性が高いと思われている作品ほど、有意義な歌詞が入っているケースが多く、音楽もまた、しびれるものが多いようです。そういうことで、マカロニ最多主演のアンソニー・ステファンと、サルタナ・シリーズのジャンニ・ガルコが因縁の兄弟を演じた本作品も、あのスクリーンにもう一度、の部類に入ります。


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by stone326 | 2016-06-07 15:36 | マカロニ・ウエスタンの歌詞

(35)マカロニ・ウエスタン1975年TV放映作品(その2)

 7.拳銃のバラード (3回目)

 5月22日 (木曜洋画劇場)

今回の放映は3回目ですが、公開当時の文章を紹介します。

山賊兄弟のベドージャとキンキを追う二人のガンマン。黒ずくめの若い賞金稼ぎニグロス(アンジェロ・インファンティ)VS革のマントを羽織った初老のガンマン、グッド(アントニー・ギドラ)。

二人のガンマンが登場する度にバック・ミュージックが流れ、後半の洞窟内の戦い(グッドの電光石火の背面撃ち炸裂!)から、馬で逃げる山賊兄弟をニグロスとグッド人が、馬で追い駆ける時に響き渡る絶妙な音楽。これこそがマカロニの醍醐味、何回見ても飽きない場面です。

ストーリーはどことなく『夕陽のガンマン』に似ているところはあるものの、間延びしない脚本を書いたのは、悪役のベドージャを演じたアル・ノートン(本名、アルフィオ・カルタビアーノ)で、本映画の監督もしています。こういうところがマカロニ・ウエスタンの魅力で、映画作りの上手さでしょうか。

「マカロニ・オヤジとつぶやきの用心棒」(一)に書いてある歌詞は言うに及ばず、全編に流れる音楽の数々、登場人物のクールなファッションと小気味よいアクションの連続、エンディングでの二人のシンプルな決闘。マカロニ・ウエスタンの面白さが本編(約95分)に凝縮されています。

 8.真昼の一匹狼(2回目)

 5月29日 (木曜洋画劇場)

今夜の真昼の一匹狼は、1昨年の4月に放映されてから二回目の登場です。その時もTVを観た記憶が全くなかったので、解説本を参考にして記事を書きましたが、今回はネットの情報を元に少しだけ書くことにしました。

主演のロバート・マークについては、何の記憶もありませんが、ネットに掲載されている写真を見ると、やはりマカロニ風な顔をしています。DVDを国内で取り寄せることは困難なようです。

書き込みにも色々な情報がテンコ盛りで、特に目を引くのは音楽を担当したのが、“ブーベの恋人”のカルロ・ルスティケリで、ほかにもたくさんの名曲があります。“禁じられた恋の島”や“誘惑されて捨てられて”、“鉄道員”、それと筆者が青春の頃、大ヒットした“死ぬほど愛して”などです。

なお、この歌は『鉄道員』の監督・脚本・主演で有名なピエトロ・ジェルミが、同じく監督・脚本・主演をした『刑事』の主題歌です。マカロニ・ウエスタンの名もない映画の一本からネットを介して、このような情報が得られるなんて、感謝感激猫あられです。たかがマカロニ、されどマカロニです。

 9.続・荒野の1ドル銀貨 (2回目)

 6月2日 (月曜ロードショー)

 「ジュリアーノ・ジェンマ特集」に書いてあります。

 10.五人の軍隊 

 6月12日 (木曜洋画劇場)

本映画は監督がアメリカ人のドン・ティラー(『新・猿の惑星』や『オーメン2』などがあります)で、主演も『スパイ大作戦』で有名なアメリカ人のピーター・グレイブス。

共演者の一人が丹波哲郎で、ほかのスタッフはイタリア人、舞台はメキシコ革命の戦時下、ロケ地は多分スペイン、音楽はご存知のエンニオ・モリコーネです。日本での劇場公開が1969年となっており、俳優のみならずアメリカの監督までが、マカロニ・ウエスタンを製作しました。まさにマカロニ・ウエスタンが世界を駆け巡っていた時代でした。

この映画の最大の見所は政府軍の列車に四人が乗り込み、軍用金が積まれている貨車を一車両だけ連結器から外し、さらにその貨車をレール切り替え機で本線から切り離し、(この作業は怪力のバッド・スペンサーが演じていました)貨車が見事に車庫に納まった場面と、その時のマカロニ・ウエスタン特有の音楽です。従来のマカロニ・ウエスタンとは、一味違うスカットした場面でした。

また、五人が政府軍に捕らえられている捕虜を救出したあとで、荒野を疾走する馬と青い空、エンニオ・モリコーネの奮い立たせるような音楽。さらにはエンディングの革命軍による五人の歓喜に満ちた胴上げのシーンでの登場者全員の素敵な笑顔。あのスクリーンにもう一度、会いたい映画のひとつです。

 11.皆殺しのガンファイター (2回目)

 6月19日 (木曜洋画劇場)

木曜洋画劇場でマカロニ・ウエスタンを観るのは、この半年間で7本目です。前回の時は何の情報もなく書きましたが、その後、DVDを購入したのでストーリーを簡単に書きます。

シェイクスピアに憧れる芝居好きのジョー(アンソニー・ステファン)は、謎の死を遂げた叔父から金鉱を受け継ぐ。だが遺言通りに町を訪ねると、金鉱は悪党のバーグ(エドゥアルド・ファヤルド)一味に奪われていた。叔父の死に疑問を持ったジョーは、単身一味に戦いを挑む。単純なストーリーではあるが、クライマックスのマカロニ史上最長の大銃撃戦は迫力あるし、何と言っても戦いが済んでの日本語のやり取りが面白い。

馬に乗ったジョーは、「シェイクスピアという男に会いに行く」と言って立ち去ります。残された人たちが「シェイクスピアって誰?」と言う問いに、

「さあ、海の向こうのガンマンだろう」と答えます。

このユーモアのセンス! これこそマカロニだから許されるジョークです。そう言えば、団塊世代に告ぐ“帰ってきた初老のガンマン達”、4)ギルバート・ローランドジョーニー・ハムレットの中で述べた有名な言葉、「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」というセリフも本映画に使われています。

それにしても、こうしてDVDを何度も観て検証していくと、マカロニ・ウエスタンという映画は何と奥が深いのだろうかと思わざるを得ません。劇場公開時やTV放映時は、ただ単にマカロニ・ウエスタンの醍醐味、一口に言ったら主人公の格好いいガンプレイと残酷なシーン、素晴しい主題歌の数々・・・・・・などでした。今まで何回も出てきた聖書からの言葉、前述のリンカーンの言葉、「愛と暴力では、常に愛が勝つ」。今回のシェイクスピアの言葉、それ以外にも多くの名言が使用されていることと思います。

 12.荒野の墓標 

 6月20日 (ゴールデン洋画劇場)

このところ、ゴールデン洋画劇場がある金曜日にマカロニ・ウエスタンを観るのは、昨年の6月28日に放映された『情無用のジャンゴ』以来、ちょうど1年ぶりですが、マカロニ・ウエスタンが放映されていても、観られなかった日があったのかもしれません。それはともかくとして今夜放映の『荒野の墓標』は、シェイクスピアのロミオとジュリエットのマカロニ・ウエスタン版だという触れ込みだったようです。

ストーリーは完全に忘れているので、ある解説本からの情報を元に、簡単に書かせて頂きます。アメリカ人のマウンター一族とメキシコ人のカンボス一家の土地をめぐる争いに、前者の息子ジョニー(ピーター・リー・ローレンス)と後者の娘ジュリエッタ(クリスティーナ・ガルボ)の恋愛を軸にして、両者の間に血みどろの殴り合い、銃撃戦の連続で結局のところ生き残るのは、原作とは逆にジョニーとジュリエッタだったというのも、いかにもマカロニ的で製作者の努力が伺われます。

ところで、また例によって余談ですが、ネットで「荒野の墓標」を検索すると、取り残された太古の原始林・ピクナルズが出てきます。西オーストラリアの州都パースの北250kmにあり、人々はそこを荒野の墓標と呼ぶそうです。ナンバン国立公園内の一角にできた広大な砂地に、平たく大きな岩石が無数に立ち並んでいる姿は、まさに荒れた大地に突き刺さった墓標のよう。本映画の原題(何故殺しあうのか)を荒野の墓標と名付けた人も、アリゾナ・コルトを『南から来た用心棒』と同じで天才的です。ピクナルズのことを知っていたとしたら、もう尊敬してしまいす。

 13.夕陽の用心棒 (2回目)

 七月二十八日 (月曜ロードショー)

 「ジュリアーノ・ジェンマ特集」に書いてあります。

 14.無頼プロフェッショナル

 8月2日 (土曜映画劇場)

この映画はとっくに忘れていましたがネットを検索すると、もう大変です。何が大変だと申しますと、出演者がマカロニ・ウエスタンとしては物凄く豪華なことです。マカロニ・ウエスタンで一番ガンマンの名に相応しいと筆者が思っている主演のリー・ヴァン・クリーフに加えて、人気女優のジーナ・ロロブリジーダ、アメリカの演技派男優のジェームズ・メイソン、『二匹の流れ星』でジャンゴを演じたジャンニ・ガルコ、『新・黄金の七人』のガストーネ・モスキン、それに悪名高きエドゥアルド・ファヤルドとアルド・サンブレロがメキシコ軍の将軍と部下の関係で出演しています。1971年製作で劇場公開はありませんでした。

ストーリーを簡単に書きますと、主演のリー・ヴァン・クリーフ演じるキングは、仲間と一緒に銀行の床をぶち抜いて大金を奪い、列車に乗り込んで逃走する。この列車で知り合った美女(ジーナ・ロロブリジーナ)と意気投合し、クリーフには珍しく結婚するという設定である。まあ、このへんで、誰しも何かがあると思うのは当たり前で、案の定キングはこの美女に有り金残らず奪われてしまう。

その後、キングは昔の仲間を集め、メキシコ政府の火薬庫爆破の仕事を引き受ける。キングたちに火薬庫を爆破させ、再度高い金でメキシコ政府に武器を売り込もうとする死の商人(ジェームズ・メイソン)の依頼だったが、彼の妻はあの時の美女だった。アイデアとしては、やはり乏しいものがあり、スターをたくさんかき集めて製作しても、さほど話題にならなかったようです。

DVDが販売されているので、購入したいと思っています。DVDを観ればまた、いいところを見つけ出すことができるかもしれません。マカロニ・ウエスタンという映画はそういうものであり、誰もが忘れてしまった映画や劇場公開されなかった映画にも、何かがあるものなのです。

(その3に続く)


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by stone326 | 2016-06-05 08:47 | マカロニ・ウエスタンの歌詞

(34)マカロニ・ウエスタン1975年TV放映作品(その1)

1.西部の無頼人 1月16日 (木曜洋画劇場)クレイグ・ヒル主演

2.ガンファイターが帰って来た 3月20日 (木曜洋画劇場)ロバート・ティーラ主演

3.最後のガンファイター 4月8日 (木曜洋画劇場)ラス・タンブリン主演

4.風の無法者 4月22日 (火曜映画劇場)リー・ヴァン・クリーフ主演

5.続・夕陽のガンマン (2回目) 4月27日 (日曜洋画劇場)クリント・イーストウッド主演

6.真昼の用心棒 (2回目) 5月5日 (月曜ロードショー)フランコ・ネロ主演

7.拳銃のバラード (3回目) 5月22日 (木曜洋画劇場)アントニー・ギドラ主演

8.真昼の一匹狼(2回目) 5月29日 (木曜洋画劇場)ロバート・マーク主演

9.続・荒野の1ドル銀貨 (2回目) 6月2日 (月曜ロードショー)ジュリアーノ・ジェンマ主演 ③

10.五人の軍隊 6月12日 (木曜洋画劇場)ピーター・グレイブス主演


11.皆殺しのガンファイター (2回目) 6月19日 (木曜洋画劇場)アンソニー・ステファン主演

12.荒野の墓標 6月20日 (ゴールデン洋画劇場)ピーター・リー・ローレンス主演

13.夕陽の用心棒 (2回目) 七月二十八日 (月曜ロードショー)ジュリアーノ・ジェンマ主演

14.無頼プロフェッショナル 8月2日 (土曜映画劇場)リー・ヴァン・クリーフ主演

15.さいはての用心棒 (二回目) 8月18日 (月曜ロードショー)ジュリアーノ・ジェンマ主演

16.荒野の大活劇 9月14日 (日曜洋画劇場)ジュリアーノ・ジェンマ主演

17.荒野の三悪党 9月25日 (木曜洋画劇場)イーライ・ウォラッゥ主演

18.南から来た用心棒 (二回目) 10月6日(月曜ロードショー)ジュリアーノ・ジェンマ主演 ④

19.荒野のライフル 10月30日 (木曜洋画劇場)ロバート・ショウ主演

20.大西部無頼列伝 113日 (月曜ロードショー)ユル・ブリンナー主演

21.五匹の用心棒 128日 (月曜ロードショー)ガイ・マディソン主演

22.砂塵に血を吐け (2回目) 12月29日 (月曜ロードショー)アンソニー・ステファン主演

この年は22本見ているので、3回に分けて書こうと思います。また、クリント・イーストウッドとジュリアーノ・ジェンマ、フランコ・ネロ主演の映画については、別冊「クリント・イーストウッドの映画と共に」と「ジュリアーノ・ジェンマ特集」、「フランコ・ネロ特集」に書いてあります。

 1.西部の無頼人 

 1月16日 (木曜洋画劇場)

今年の第1作目は、木曜洋画劇場からの放映です。『西部の無頼人』に関しては、マカロニ・ウエスタンの解説本やネットを検索しても、主演がハリウッド・スターのクレイグ・ヒルで音楽がニコ・フィデンコだということくらいで、ストーリーも簡単にしか書いてありません。

でも、マカロニ・ウエスタン・フアンにとっては、ありがたい投稿が載っていました。まことに勝手ながら少しだけ紹介させて頂きます。それは電影備忘録―日々の映画に関する記事です。2005年11月26日の日付で面白おかしく書かれています。

本映画も南北戦争を扱っており、ならず者に妹を殺されたガンマン(クレイグ・ヒル)が復讐するというマカロニ・ウエスタンお決まりの映画です。41年前に観ただけなので何にも覚えていません。しかしながら、こういう映画にこそ素敵な歌詞が入っていると思いますが、残念なことにDVDは発売されていません。

 2.ガンファイターが帰ってきた 

 3月20日 (木曜洋画劇場)

タイトルだけを見るとマカロニ・ウエスタンだと思っていましたが、ネットを検索すると製作年度が1967年、主演がロバート・ティーラとなっており、ハリウッド・ウエスタンでした。マカロニ・ウエスタンが世界的にブームになっていた頃、西部劇の本場アメリカではイタリア、スペインに対抗すべく西部劇を量産しました。

しかしながら往年の大スター、例えば本映画のロバート・ティーラを始めとしてジョン・ウエインやカーク・ダグラス、バート・ランカスター、ロバート・ライアン、リー・マービンなどは、かなりの年齢になっており動きも鈍かったようです。興行的には殆どの作品が、マカロニ・ウエスタンのブームに押されて沈んでしまいました。

そいうことで、この映画に関しての記憶は全くありませんが、ローマ史劇の超大作『クオ・ヴァディス』の主人公、ほかにも多くのローマ史劇に出演していたロバート・ティーラが、本当に西部劇が似合っていたのか、今となっては確認のしょうもありません。

多分、この映画は再放映がないと思われますので、最後に一言。マカロニ・ウエスタンには『帰ってきたガンマン』というのがありましたが、『帰ってきた用心棒』という映画はあったのでしょうか?『ガンファイターが帰ってきた』がハリウッド・ウエスタンということは、そうです。『帰ってきた用心棒』は日本の某TV局が放映した時代劇ドラマでした。同じ帰ってきたの付く映画でも、いろいろあるものです。ほかにも香港映画の『帰ってきたドラゴン』があり、日本人の倉田保明さんが出演していました。

 3.最後のガンファイター

 4月8日 (木曜洋画劇場)

今年3本目も木曜洋画劇場から。題名もまた、ガンファイターのタイトルが付く映画です。マカロニ・ウエスタン初期の映画で、ネットの情報によると主演がラス・タンブリンで、共演者がアントニオ・カザスとフェルナンド・レイ、アルド・サンブレル、監督も音楽も名前の知らない人たちばかりで何の記憶もありません。

筆者は全く覚えていないので、ストーリーをネットより頂いて簡単に紹介します。ラス・タンブリン演じる早撃ちのガンマンは、ある町の留置場から二人の部下を奪って、逃走中のギャング団のボスを追っていた。実は、ボスというのは幼い頃のガンマンと母を置き去りにして消えた実の父だった。

とまあ、ありきたりな話ですが、これからひと工夫あるのがマカロニ・ウエスタンの面白いところです。悪役専門のアルド・サンブレロが山賊役で出てくるので、『さすらいのガンマン』で見せた凄みと比較してみたくなります。

マカロニ・ウエスタンという映画は、不思議な魅力を持っているな~と、つくづく思います。50年という長い年月を経て、主人公のラス・タンブリン(珍しい苗字で昔のヒット曲、ミスター・タンブリンマンを思い出します)よりも悪役に廻ったアルド・サンブレロや、ジュリアーノ・ジェンマの『夕陽の用心棒』と『続・荒野の1ドル銀貨』に出演したアントニオ・カザス、『ガンマン大連合』でフランコ・ネロ、トーマス・ミリアン、ジャック・パランスと共演したフェルナンド・レイが出演していることを知り、彼等がどんな演技をしていたのか見たくなってきます。

 4.風の無法者

 4月22日 (火曜映画劇場)

この映画は1969年に劇場で観た記憶があります。主演がリー・ヴァン・クリーフで共演がイタリア若手人気俳優のアントニオ・サバト、それにローマ史劇の常連俳優ゴードン・ミッチェルです。ほかにも美人女優が出演していることと思いますが、残念なことにネットには掲載されていません。DVDも販売されていないようなので、何を書いてよいやら困ってしまいます。

無法者というタイトルが付いているからには、主人公のリー・ヴァン・クリーフは悪人役だったのでしょうか? と思う以上にゴードン・ミッチェルの凄みのある顔を思い出してしまい、これには何かわけがありそうだとは思っています。ゴードン・ミッチェルといえば、同じ年に『新・黄金の七人』を映画館で観ました。

主役のリー・ヴァン・クリーフは、この映画のあと、“サバタ”シリーズやコマンドス、『荒野の七人/真昼の決闘』、そして日本の12チャンネルでは『忍者ジョン&マックス』があり、さらには1985年にサントリーのTVコマーシャルにも出演しており、マカロニ・ウエスタン以外にも『華麗なる復讐』や『ニューヨーク1997』に主演しています。

『真昼の決闘』といえば、ゲイリー・クーパー主演のハリウッド・ウエスタンの名作ですが、我らがリー・ヴァン・クリーフは、この映画では悪党達の子分で出ていただけの俳優でした。ほかにも『OK牧場の決闘』と『リバティ・バランスを射った男』、西部開拓史などでもほんのチョイ役でした。その俳優がマカロニ・ウエスタンで見事に開花したのであります。ほかのジャンルには見受けられない快挙です。この一点をとってみてもマカロニ・ウエスタンという映画は、どんなに凄いものであるかが認識されると思います。

その後、3年前にDVDが販売されました。

 5.続・夕陽のガンマン (2回目)

 4月27日 (日曜洋画劇場)

一昨年の十月七日に同じ日曜洋画劇場で放映されてから、一年半後の今夜に早くも二回目の登場です。再放映にも関わらず多くのマカロニ・ウエスタン・フアンは観ていることでしょう。筆者のようなリピーターはもちろんのこと、前回見逃した方や急遽マカロニ・ウエスタンのフアンになった人達、あるいはクリント・イーストウッドがアメリカに戻ってから、『荒鷲の要塞』や『ダーティハリー』を観て彼のフアンになった人達など。いろんな人達が淀川長治さんの優しく語り掛ける解説に、時を忘れて楽しく本映画を最後まで観たことだと思います。

そこで、今夜は卑怯な奴(トーコ)をしたたかに演じたイーライ・ウォラックについて書こうと思います。彼はユル・ブリンナーとスティーブ・マックイーンが共演した『荒野の七人』で山賊のボス役として出演していました。彼はマカロニ・ウエスタンに出る前は、何とマリリン・モンローの遺作となった『荒馬と女』にも出演していました。

そして、またまた驚くことに往年の大女優であるオードリー・ヘプバーンの『おしゃれ泥棒』にも出演していました。このように書いていくと、『荒馬と女』『おしゃれ泥棒』の映画を観たくなってしまいます。このように一本の映画から、そして一人の俳優から文章が増えていくのも、ネットのお陰で大変有難いことです。惜しむらくは、一昨年の六月二十四日に九十八歳で亡くなられたということです。

 6.真昼の用心棒 (2回目)

 5月5日 (月曜ロードショー)

「フランコ・ネロ特集」に書いてあります。


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by stone326 | 2016-06-04 08:43 | マカロニ・ウエスタンの歌詞


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